着物・袴デザイン

予約殺到中のレトロ袴、その魅力とは?

洋服に流行りがあるように、袴にもその年の流行りがあります。
中でも、ここ数年で人気なレンタル袴は「レトロ」な袴。

袴スタイルそのものが「レトロ」な雰囲気ですが、そのデザインもまたレトロなものが人気な様子。
実は、予約が早めに埋まっていくのもこのレトロです。

どうしてレトロってそんなに人気があるのでしょう?
やっぱりそれは「かわいくて」「個性的」だからだと思います。

そもそも袴のデザインにはどんなジャンルがあるのか?

レンタル袴の中でも「レトロ」が一番の人気と冒頭で書かせていただきました。

けれど、そもそもな話。
レトロ以外の袴のデザインってあなたはご存知ですか?

レトロと正反対なデザインの「モダン」

たとえば水玉模様のワンピースがレトロなら、人物写真のプリントがされているTシャツはモダンです。
大胆な花模様が、ぼん、ぼん、と等間隔で並んでいるものがレトロなら、ローズ模様が大きくボンとTシャツの真ん中に位置し、グラデーション加工になっているものはモダンです。

つまり、昔ながらの単調なデザインのものがレトロで、今どきの最先端のオシャレを象ったものがモダンと言えます。

モダンとは、現代的で近代的なものを意味します。
レトロとは正反対であることは、おわかりいただけたことでしょう。

レトロでありながらモダン要素もあるのが「レトロモダン」

レトロ感のある単調な模様。
それがモダンテイストのデザインで作られたもの。
レトロモダンとは、レトロ×モダンのいいとこどりをしたデザインです。

たとえるなら、水玉模様のワンピースです。
単調な模様のワンピースは見ただけで「レトロ」だとわかります。

その水玉と水玉の間に、ゆるやかな曲線を描いてみましょう。
それを何本も描いてみると、レトロ感は薄れ、モダンテイストに変化します。
レトロモダンとはそういうデザインのこと。

昔懐かしのかわいいデザインを今風のデザインに近づけたものは、多くの方にときめきを与えます。

大きくジャンルを分けるならこの3つ

レトロとモダンとレトロモダン。
大きくにデザインのジャンルを分けるなら、この3つになります。

これは洋服だけの話ではありません。
あなたがレンタルしようとしている袴も同じこと。

その中でもレトロが人気なのが卒業袴の流行りです。
現代的で近代的なモダンよりも、少し古く、昔懐かしのレトロデザインの方が人気なのはどうしてなのでしょう。

レトロ人気は、モダンが溢れているからこそ

まずもって、レトロは見た目がかわいいです。
もうこれは言葉でどんなに理屈っぽく言い募ったって、見た目がかわいい!の一言で済んじゃいます。
それくらい、レトロは今の現代ではあまり見かけない「かわいさ」を秘めているのです。

どうして現代ではあまり見かけないのか。
それはあなたの身の回りに、モダンが多くあるからです。

考えてみれば、モダンが身の回りに溢れているのも当たり前ですよね。
だって、モダンというのは現代的で近代的なものを意味するからです。

わかりやすく言えば、電子レンジ。
オーブン機能搭載の電子レンジって、ボタンがたっくさんあります。
ダイヤルもついていて、どれでも楽にボタン一つ、スイッチ一つで調理してしまえます。

ですが、昔のレトロな電子レンジって、本当にボタンが少ないです。
もはやあたため機能しかないようなザ・シンプルで単調なデザイン。
比べてみれば、どちらがモダンで、どちらがレトロかわかります。

そしてあなたの身の回りに、モダンが溢れているのもわかるでしょう。

私たちは見慣れないものを「かわいい」と思う

少し変わったものって、かわいいと思えちゃいます。
私たちって意外と単純で、見慣れないものを個性的だと嫌煙する気持ちももちろんあるのですが、それ以上にときめいたり、かわいいって思ったりもしちゃいます。

ありきたりじゃない。
個性的で、オシャレ。

レトロは、モダンが溢れる現代において最もかわいいとときめくポイントなのです。

レトロデザインの特徴は「大胆な」「単調な」というワード

卒業式のレトロな袴について

レトロと一言で言っても、どれがレトロデザインなのかわかりません。
具体的な特徴は大胆で単調なデザインです。

大胆というのは、大きな柄を指します。
着物の袖の真ん中に、大きな椿柄がデザインされているとしましょう。
想像するだけで、とっても大胆です。

一方で単調というのは、等間隔であること、デザイン自体がわかりやすいものであることを指します。
水玉模様のワンピースがそうです。
等間隔に並んだ水玉は、丸という単調なデザインです。

さらにレトロの特徴は「余白が多いこと」

袴や着物だと、それはとっても顕著です。
余白、つまり、柄と柄との間に見える着物の地の色の話です。

これが多く見えると、その分だけレトロ感は増します。
逆に着物の地の色があまり見えず、柄が敷き詰められているものはモダン色が強まります。

柄同士の配置に距離があり、余白が多く見えると、ゆったりとかわいい印象になります。
一方で柄同士の配置が重なり合っていたり、ぎゅうぎゅうに詰められていると、繊細で美しい今どきのオシャレに見えます。

袴でいうところのレトロはこんな感じ

椿柄のレトロなレンタル袴

たとえばこういうデザインは単調です。
大きな柄もあって、色合いもやわらかくレトロな雰囲気。
余白もあって、柄と柄との間に、着物の地色が広く見えています。
こちらの商品の価格や詳細を知りたい方は、こちらからご覧ください。

さらにこういうのもレトロな袴スタイル

卒業式で着るレトロな袴

単調な柄というのはこんなデザインも当てはまります。
水玉はもちろん、三角形もまた単調なデザイン。
レトロ感のある袴スタイルです。
商品詳細はこちらからご覧ください。

まとめ

レトロが人気なのは、現代にない個性的でかわいいデザインだから。
言い換えると、あまり見ないデザインゆえに、珍しく、目を惹きやすいということです。

くわえて、袴スタイル自体が大正時代の女学生を彷彿とさせる昔懐かしのレトロスタイルですから、デザインのレトロさともマッチしやすいです。

※この記事は公開当時の情報を元に作成されています。 レンタルプラン・商品情報・金額などに関しては年度ごとに異なる可能性があり、 記事内には取り扱いのないサービスが含まれていることがございます。 ご予約の際は最新の情報をご確認ください※

この記事を書いた人

アンジュスタッフ編集部

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