着物・袴デザイン
袴の色はどう組み合わせればよい?色が与える影響と上手な配色のコツ

「袴の色の組み合わせを決められない」「おすすめの組み合わせがあれば教えてほしい」などと考えていませんか。
袴姿の印象に影響を与えるため、悩んでいる方が多いでしょう。
理想像に近づくため、各色の特徴を理解してから組み合わせを検討することが大切です。
ここでは、袴の色が与える影響や上手な色の組み合わせ方、おすすめのコーデ例などを紹介します。
袴の色でお悩みの方は参考にしてください。
目次
袴の色が与える印象は?

暖色系や寒色系などにわけて、袴の色が与える影響を解説します。
暖色系
視覚から暖かい印象を受ける色のグループを暖色系といいます。
具体的には、次の色系統を指します。
【暖色系の色】
- 赤色
- 橙色
- 黄色
それぞれの色の印象は以下のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| 赤色 | 情熱的、活動的 |
| 橙色 | 温もり、明るさ、元気 |
| 黄色 | 華やかさ、明るさ、元気 |
ただし、同じ赤色系、橙色系、黄色系であっても、具体的な印象は彩度や明度などで異なります。
たとえば、赤色系の淡いピンクはガーリーな印象を与えます。
また、暖色系は、同じ面積であればこの後に説明する寒色系よりも大きく見えます。
この点も、コーディネートで考慮したいポイントです。
【関連記事】赤い着物と合わせる袴は何色がいい?おすすめコーディネート事例9選

寒色系
視覚から寒さを感じる色のグループを寒色系といいます。
具体的には、青、青緑、青紫など、青色系統の色を指します。
青色が与える印象は次のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| 青色 | 落ち着き、冷静沈着、信頼 |
基本的には、クールな印象を与える色といえるでしょう。
また、緑色、紫色も寒色系に分類できます(中性色に分類されることもあります)
それぞれの印象は以下のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| 緑色 | 穏やか、安らぎ |
| 紫色 | 神秘的、優雅、大人っぽい |
同じ面積であれば、寒色系は暖色系より小さく見えます。
【関連記事】青色のもつ意味や印象とは?レンタル袴のおすすめコーデも紹介

くすみ系
鮮やかさを抑えた灰色がかった色味をくすみ系といいます。
この特徴から、スモーキーカラー、ダスティカラーと呼ばれることもあります。
赤、青、黄などのように、特定の色を指すわけではありません。
くすみ系は、各色に存在します。
基本的な印象は以下のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| くすみ系 | 優しい、物柔らか、穏やか |
色の組み合わせによって印象が異なる点も、くすみ系の特徴です。
淡い色と組み合わせると優しい印象になりますが、濃い色と組み合わせると組み合わせた色の印象が強くなります。
淡色系
あっさりした薄い色のグループを淡色系といいます。
一般的には、ペールカラーなどのグループを指します。
淡色系も、赤色、青色、黄色などのように、具体的な色を指すわけではありません。
それぞれの色に淡色があります。
赤の淡色は淡いピンク、青の淡色は淡い水色です。
基本的な印象は次のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| 淡色系 | フェミニン、キュート、初々しい |
澄んだ色味で、春らしさを演出できる点も魅力となります。

モノトーン
モノトーンとは、白、黒、灰色などの無彩色で構成される配色です。
これらの色は、色相と彩度をもちません(明度のみ)。
モノトーンが与える印象は以下のとおりです。
| 色 | 主なイメージ |
| モノトーン | スタイリッシュ、落ち着き、大人っぽい |
組み合わせによっては、面白みに欠けることもあります。小物を活用したり、濃淡で変化を付けたりするなどの工夫が必要です。
【関連記事】女性が着てもかっこいい!黒い袴の着こなし方とコーデ例
袴と振袖の色の組み合わせのポイント
続いて、袴と振袖の色を組み合わせるときに意識したいポイントを解説します。
同系色でまとめる
袴と振袖を同系色でまとめると統一感が生まれます。
メインで用いる色の印象を強調したいときに効果的です。
たとえば、紫色系でまとめると、優雅で大人びた印象を与えます。
ただし、変化が少ないと、単調な印象になることもあります。
同系色でまとめつつ変化をつけたい場合は、袴下帯へ差し色を加えると効果的です。
見える面積はわずかですが、全体を引き締めたり、華やかさを演出したりできます。
パーソナルカラーを意識する
肌や目の色などに馴染む色のグループをパーソナルカラーといいます。
具体的には、イエローベースとブルーベースにわかれます。
簡単な見分け方は以下のとおりです。
(※パーソナルカラーには、さまざまな分類方法があります。詳しくは、専門家にご相談ください)
| 見分け方 | パーソナルカラー |
| ゴールドのアクセサリーが肌になじむ | イエローベース |
| シルバーのアクセサリーが肌になじむ | ブルーベース |
イエローベースの方はブラウン、ベージュ、カーキなど、ブルーベースの方はブラック、ホワイトなどと相性がよいと考えられています。
袴と振袖の色を組み合わせる際の参考になります。
【関連記事】イエベ春・イエベ秋の袴の選び方は?似合う色味とおすすめコーデ
反対色を使用する
色相環で反対側にある色を組み合わせると、両方の色がより鮮やかに見えます。
この効果を利用することも、コーディネートのコツです。
具体的な組み合わせとして、以下のものがあげられます。
【組み合わせの例】
- 黄色×紫色
- 青色×橙色
- 赤色×緑色
派手な印象になる場合は、一方の色を差し色に用いるとよいかもしれません。
面積を小さくすることで、存在感を抑えられます。
イメージ別の色の組み合わせ
続いて、おすすめの色の組み合わせを紹介します。
緑系×黒×グレー
穏やかな印象を与えられる緑系に、無彩色の黒色、グレーを組み合わせると、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。
具体的な印象は、緑系の明るさ、黒色、グレーを使用する面積で異なります。
たとえば、緑系の明度を下げると、より落ち着いた雰囲気になるでしょう。
緑系の代わりに青系を用いて、クールで大人っぽい印象を演出することもできます。
青系×ピンク×グレー
冷静な印象を与える青系に、フェミニンな印象を与えるピンクと無彩色のグレーを合わせた配色です。
全体をくすみ系でまとめると、優しい印象を与えます。
青系が清涼感をもたらしてくれる点もポイントです。
幅広い年代に好印象を与えられる配色といえるでしょう。
ピンク系×ベージュ×グレー
柔らかな印象を与えるピンクとベージュに無彩色のグレーを組み合わせた配色です。
柔和でフェミニンな印象を強調する配色といえます。
ポイントは、鮮やかなピンクの使用を避けることです。
くすみ系、淡色系でまとめると、ふんわりとした印象を周囲に与えられます。
オレンジ系×青×黒
元気で明るい印象のオレンジ系に、クールな印象の青と黒色を合わせた配色です。
橙色と青色は補色関係(色相環で反対の位置)にあたるため、それぞれがより鮮やかに見えます。
黒色が全体を引き締める点もポイントです。
3色の組み合わせで、力強い印象を与えられます。
インパクトを重視する際に適した配色です。
赤系×グレー×黒
情熱的な赤系に、無彩色のグレーと黒色を組み合わせた配色です。
各色のバランスで、印象は大きく異なります。
赤系のエネルギーを抑えてスタイリッシュな印象にまとめることもできれば、赤系を強調して個性的な印象に仕上げることもできます。
お洒落上級者におすすめの配色です。
人気の色の組み合わせを使ったコーデ例
ここからは、人気色を組み合わせたコーデ例を紹介します。
紺色の袴×赤色の振袖
落ち着いた紺色の袴に、赤色を基調とする振袖を合わせたコーデです。
赤色の彩度をやや抑えている点がポイントといえるでしょう。
インパクトはありますが、派手すぎる印象にはなっていません。
また、振袖に用いた青系で、上下につながりを生み出しています。
色相差の大きい色を組み合わせていますが、統一感やまとまりを感じられます。
参考にすべき要素が多く含まれています。
エンジ色の袴×花柄の白色の振袖
白地に椿柄を施した振袖を主役に据えたコーデです。
椿の花弁と連動させるようにエンジ色の袴を合わせています。
単調にならないように、黄色の袴下帯を合わせている点も見逃せません。
この色は、椿のおしべとリンクしています。
全体の配色にこだわったコーデです。
くすみ色の袴×緑色の振袖
ややくすんだベージュの袴に緑色の振袖を合わせたコーデです。
振袖の緑色もくすみ系にすることで統一感を生み出しています。
安らぎを感じられるコーデといえるでしょう。
ただし、2色だけだとぼやけた印象になってしまいます。
差し色として黄色の袴下帯を使用し、メリハリをつけている点がポイントとなります。
安らぎだけでなく、センスも感じられます。
黒やグレー・オフホワイトのモノトーン
裾に向けてグレーから黒色へ変化する袴に、オフホワイトを基調とする振袖を合わせたコーデです。
足元には、袴とつながるような黒色のブーツを使用しています。
単調な印象を回避するため、赤色の袴下帯で差し色を加え、レースの髪飾りで遊び心を演出しています。
都会的で洗練されたコーディネートを演出できます。
色の組み合わせを考えて袴姿の印象をコントロール
ここでは、袴の色の組み合わせについて解説しました。
袴姿の印象は、使用する色で変化します。
たとえば、赤色は情熱的な印象を、青色は冷静な印象を与えます。
各色の特徴を踏まえ、計画的に組み合わせることが重要です。
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くすみ系、淡色系、モノトーンなど、さまざまな色の袴をご用意しています。
ガーリー、クールなど、なりたいスタイルから商品をお選びいただくこともできます。
※この記事は公開当時の情報を元に作成されています。 レンタルプラン・商品情報・金額などに関しては年度ごとに異なる可能性があり、 記事内には取り扱いのないサービスが含まれていることがございます。 ご予約の際は最新の情報をご確認ください※
この記事の監修者

中田和代
kazuyo Tanaka