着物・袴の選び方

専門学校の卒業式!服装は何が正解?

専門学校の卒業式って、どんな服装が正解なのでしょうか。
一般大学の卒業式だと、大半のお嬢様が袴姿を選ばれますよね。
でも専門学校となると、周りは本当に袴姿で出席するのか、スーツや私服を選ぶ人もいるんじゃないか、など色々不安がつきまとうもの。
一体どれが卒業式に相応しいのか悩んでしまいますよね。
ましてや一生に一度の卒業式。
思い出に残るステキな1日になるように、専門学校生のお嬢様に向けて、卒業式に相応しい服装をご説明いたします。

専門学校の卒業式はこの服装を選ぶ人が大半!

卒業式で定番の袴の衣裳

専門学校の卒業式では、袴やスーツ、振袖、ドレスなど、自分なりのオシャレを楽しむお嬢様がたくさんいらっしゃいます。
なかには自作の服やコスプレで参加する方も。
ですがやっぱり、人気があるのは袴!
レンタル袴店「アンジュ」でも専門学校のお嬢様がたくさん袴を見に来られ、今年美大を卒業したスタッフも「卒業式は袴姿の女の子が多かった。」と言っておりました。

もちろん、専攻によってその割合も変化してきます。
保育や福祉などの医療系や、ファッションやデザインなどの美術系、ホテルやブライダルなどのサービス系など、一口に専門学校といってもたくさんの種類があるのです。
そうなると、卒業式に着たいスタイルもまちまちに。
医療系やサービス系の専門学校だとスーツか袴かの2択で迷う方がほとんどですが、美術系の専門学校になるとアイデンティティを追求し、卒業式用にドレスを自作する方も。

ですが美大出身のスタッフが言う通り、美術系であっても大半の方は卒業式に袴を選ばれます。
自己のアイデンティティを模索し続ける美大生でさえ、卒業式には定番の袴姿を選ばれるのですから、他の業種の専門学校であっても袴姿に違和感がないということはお分かりになるはずです。

専門学校でも卒業式に袴姿を選ぶ理由

なぜ、専門学校でも卒業式には袴姿が選ばれるのでしょうか。
一生に一度しか着れない袴、学校生活を締めくくる卒業式の定番スタイル、娘の袴姿が見たい、などその理由は様々。
卒業式の服装に袴を選んだお嬢様やお母様からいただいた実際のお声をご紹介いたします。

一生に一度しか着れないものだから

着物や浴衣とは違って、袴は一生に一度しか着れないもの。
男性が普段着として着ることはあっても、女性の場合はあまり馴染みはありませんよね。
もちろん、女性が袴を普段遣いしてはいけないわけではありません。

袴って、もともとは女子学生の制服として着用されていたもの。
動きやすく、裾を気にせず座ることもできるので明治時代から大正時代にかけて広まりました。

新しい時代を生きる当時の女性たちにも人気のあった袴ですが、昭和初期の関東大震災などの影響で洋装が一般的に。
女子学生の制服として使用されていた歴史から、現代では卒業式という特別な日だけに着られるようになりました。

ハイカラさんスタイルで卒業式を締めくくりたい

紫と白の矢絣の着物に、海老茶色の袴を合わせたハイカラさんスタイル。
普段とは違うレトロなスタイルで卒業式を締めくくりたいというお嬢様に選ばれています。
「女学生」というイメージを彷彿させる袴姿は、学生最後の門出にピッタリですし、コスプレ気分で着こなすことも可能。
袴スタイルの代表的な文様、矢絣(やがすり)1つを見ても、トレンドに合わせて様々なデザインが展開されていて、自分らしいスタイルを見つけることができるのです。

1つ1つの色や柄に込められた意味を大切に

着物や袴に使用されている色や柄には、1つ1つ意味が込められています。
何気なく「コレ可愛い!」で選んだ梅や牡丹の柄。
厳しい寒さを乗り越え花を咲かせる梅は忍耐力や生命力の象徴であったり、百花の王と称される牡丹は幸福や富の象徴、不老不死の意味が込められていたりします。
何百年も昔に込められた日本人の心が今も受け継がれているなんて、とっても素敵ですよね。

1つのことを専門的に学んできたお嬢様だからこそ、繁栄や幸せを願う日本人の心が響くのでしょう。

成人式の振袖予約と一緒に、お母様と

「母親が袴姿を見たいと言ったから」と、お母様の希望を汲み取るお嬢様や、
「成人式の振袖をお願いするついでに」と、2年制の専門学校のお嬢様の中には成人式の振袖予約と一緒に袴もレンタルしてしまう方も。

一生に一度しかないお嬢様の袴姿を見てみたいというお母様の想いもわかりますし、成人式の振袖と一緒にレンタルしてしまうのも効率的ですよね。
年若い専門学校のお嬢様の場合、実際に費用を払うのはお母様やお父様が多いはず。
ご両親の希望や意見を参考にしている方も、意外といらっしゃいます。

卒業式に袴を着るなら二尺袖or振袖?

卒業式の袴に合わせる二尺袖の着物

卒業式に袴を着るなら、合わせるお着物は2尺袖?
それとも振袖になさいますか?

卒業式の袴に合わせる着物は、専門学校、一般大学を問わず2尺袖の方が多いです。
「小振袖」とも言われる二尺袖は、袖丈が85cm前後で動きやすく、成人式に使用する振袖よりもカジュアルに着こなすことが出来ます。
軽やかな身のこなしができる袴にピッタリで、何かと動き回ることが多い卒業式にピッタリなんです。

一方、振袖を袴に合わせる方も全体の3割ほどですがいらっしゃいます。
成人式で着用した振袖を合わせるという方が多く、振袖の中でも「中振袖」と言われています。
裾丈100cm前後の中振袖は、二尺袖よりも華やかで豪華!
ですが袖丈が長い分、忙しい卒業式では袖がはだけないよう注意が必要です。
だからこそ成人式で振袖を購入されていない方には、軽やかで可愛らしい印象の二尺袖の方が卒業袴には人気があるのです。

アンジュでレンタルできる商品一覧をチェック!

まとめ

専門学校の卒業式で服装に悩んでいらっしゃったお嬢様。
スーツや振袖、ドレスでの出席する方もいらっしゃいますが、「一生に一度しか着る機会がない」という理由から袴姿が1番人気。
他にも「袴=学生」というイメージや歴史から選ぶ方、色や柄に込められた意味に惹かれて選ぶ方、ご両親の意見を参考になさる方など、卒業式に袴が選ばれる理由はたくさんありました。

思い出に残る一日にするために、専門学校のお嬢様も袴姿で卒業式を迎えられてはいかがでしょうか。
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※この記事は公開当時の情報を元に作成されています。 レンタルプラン・商品情報・金額などに関しては年度ごとに異なる可能性があり、 記事内には取り扱いのないサービスが含まれていることがございます。 ご予約の際は最新の情報をご確認ください※

この記事を書いた人

アンジュスタッフ編集部

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