着物・袴の選び方

最新!流行りの卒業式袴のスタイルと選び方を解説

卒業式は、人生の節目を彩る大切なイベント。
式典を華やかに彩る卒業袴には、さまざまなデザインやテイストがあり、「自分らしさ」を表現できる特別な装いを選びたいもの。

伝統的な古典柄や和風スタイルが人気の一方で、モダンな色合わせや個性的なデザインの袴も注目されています。

この記事では、卒業袴のトレンドとおすすめのコーディネートを紹介。
柄に込められた意味も取り上げているので、袴選びの参考にしてみてください。

目次

卒業袴にも流行りはある?最新のトレンド

最新のトレンドは、くすみカラーやナチュラルカラーなど、落ち着いた色合いが人気を集めています。
一方で、モノトーンや蛍光色といった現代的な配色にも注目が集まっています。

くすみカラー

卒業袴のトレンドカラーとして、「くすみカラー」が挙げられます。

パステルカラーの彩度を低くしてグレーがかったような色合いで、落ち着きのあるトーンが特徴。
派手さはありませんが、自然の色味に近く和風の装いである袴にもよく合う色味です。

くすみカラーでまとめると控えめな印象になりますが、小物やアクセサリーに差し色を加えることで、個性を引き立てたコーディネートが楽しめます。

くすみカラーのコーディネート

くすみカラーの袴は、ホワイトや同系色、淡いトーンのアイテムと組み合わせることで統一感が生まれます。

くすみベージュの着物、ラテカラーの袴のような組み合わせや、くすみピンクの袴にベージュやクリーム色の帯を合わせるなど、好みや雰囲気に合わせたコーディネートが楽しめるでしょう。
くすみカラーは全体に落ち着きがあるため、髪色や小物、髪飾りもくすみ系でそろえると、上品な印象に仕上がります。

ナチュラルカラー

ナチュラルカラーは、最新の卒業袴のトレンドとして注目されている色味です。
自然の色であるブラウンやカーキなどを中心に、生成りやアイボリーのようなホワイト寄りの色味も、ナチュラルカラーに含まれます。

くすみカラーと異なり、グレーがかっていないため、より明るく自然な印象に仕上がります。

ナチュラルカラーのコーディネート

ナチュラルカラーの袴は、多彩なコーディネートが楽しめます。

袴を濃い色にして、着物を薄い色にする組み合わせは定番ですが、あえて同じ色味で袴と着物を組み合わせても自然な仕上がりに。
同系色の帯や小物と合わせれば、統一感が生まれ、上品な印象にまとまります

ベージュ無地の袴にベージュ花柄の着物を合わせると、整った印象の中にも個性があり、女性らしい柔らかさを感じさせます。

木目や革素材のバッグをアクセントにすれば、さらにナチュラルな雰囲気が際立つでしょう。

モノトーン

モノトーンは、黒と白の組み合わせにグレーを加えたシックな色味を指します。
現代的なデザインやクラシックな雰囲気のコーディネートなど、好みに合わせた個性が楽しめます。

矢絣柄や市松模様など、そのままでは着用が難しい柄との相性も良いため、普段と違った袴姿や写真映えを意識したいときにもおすすめです。

モノトーンのコーディネート

黒を中心にするとダークな印象になりますが、白やグレーを多めにまとめると、シンプルながら洗練された印象を与えられます。

無地のモノトーンは上品でシックな印象に。
幾何学模様やアシンメトリー柄などを取り入れると、より現代的で個性的な雰囲気を演出できます。

アクセントとしてシルバーやゴールドの小物を取り入れたり襟まわりや帯にレース、フリルを取り入れると華やかさが出ます
足元にブーツを合わせたり、リボンの髪飾りを取り入れたりすると、モダンな装いが完成します。

muji×シルバーグレー×グレーボカシ

アンティーク・ヴィンテージ系

アンティーク・ヴィンテージ系は、古風な雰囲気をデザインに取り入れたスタイルのことです。
日本の大正〜昭和時代に流行したジャパニーズレトロスタイルが主流ですが、バラの花やユリの花をあしらい、フリルやレースで飾るヨーロピアンスタイルのデザインも人気があります。

色味としては落ち着きのある赤・深緑・紺色・ダークブラウンなど、クラシカルな色合いが多くみられます。
これらの色味に牡丹や桜などの古典柄を組み合わせることで、古き良き時代の風合いが楽しめます。

アンティーク・ヴィンテージ系のコーディネート

アンティーク・ヴィンテージ系のコーディネートは、統一感にこだわりすぎないことがポイントです。

たとえば、ダスティピンク地に黒い花柄の着物に、ダークブラウンカラーの袴を重ねれば、暗くなりすぎずシックなアンティーク調のコーディネートに仕上がります。
モノトーンのように採用できる色が限られていないため、赤やオレンジなどの原色にも挑戦できます。

蛍光色

現代的かつ個性派のトレンドである蛍光色は、人と違った装いを楽しみたい方におすすめです。

蛍光色は、袴のトレンドカラーとして注目を集めている色味で、ネオンイエローやライムグリーンを差し色のように取り入れた着物や袴が人気です。

蛍光色のコーディネート

蛍光色の袴は、部分的であってもよく目立つため、帯や着物をシンプルにするとバランスが整います。

着物も袴も蛍光色の場合は全体的に浮きやすくなるため、着物をモノトーンにするなどの組み合わせを考えると良いでしょう。

流行りの卒業袴のデザイン

ここからは、流行の卒業袴デザインについて、「無地」や「ぼかし」など代表的なタイプを見ていきましょう。

無地

無地の卒業袴は、主張せずシンプルにまとまる定番のデザインです。
どの色を選んでも落ち着いた印象に仕上がりますが、組み合わせによっては上品・シック・モダンといった個性が表現できます。

深みのある色は格式高く見え、黒やグレーで統一すると洗練された雰囲気に仕上がり、反対に淡い色味は可憐な雰囲気が演出できます。
袴は着物よりも範囲が広いため、選ぶ色によって見え方や雰囲気を変えられることが特徴です。

ベージュ×ホワイトに白花刺繍クリスタル×スモーキーベージュ

ぼかし

ぼかしデザインは「グラデーション」とも呼ばれ、色が徐々に変化していくデザインです。
美しいグラデーションが目を惹き、上に組み合わせる帯や着物の色柄によって雰囲気が変わります。

同じ色で淡い色から濃い色へのグラデーションは、定番ながらもこだわりを感じさせます。
紺から紫のように深みのある色合い同士のぼかしは、上品で大人な印象を与えられるでしょう。

濃淡をつけることで脚長効果が期待できるため、写真映りを意識するときにはグラデーション入りの袴がおすすめです。

紺地雪輪桜×グレーボカシ斜めシシュウ

柄物

柄物の卒業袴は、無地が多い袴のなかでもひときわ存在感があり、華やかなデザインが多くみられます。

花柄・ボーダー・市松模様とさまざまな柄が存在し、ワンポイントから総柄まで、柄の入り方や範囲も自由に選ぶことができます。
柄の大きさや配置によって見え方が変わるため、自分の体型や雰囲気を引き立てる柄を選びましょう

 

刺繍入り

刺繍入りの卒業袴は、プリントよりも繊細で高級な印象を与えます。
刺繍には和柄と洋風があり、和柄の場合は桜や七宝のような古典柄が多くみられます。

和風の色合いの着物や袴には、古典柄の刺繍がよく合います。
金糸や銀糸の刺繍を取り入れると、さらに豪華で上品な印象に仕上がるため、個性を大切にしたい方にもおすすめです。

主な卒業袴の柄の意味

卒業袴にあしらわれる柄には、どのような意味があるのでしょうか。

桜は春を告げる花として知られ、門出や美しい瞬間を意味するデザインです。
卒業という人生の節目にもふさわしく、明るい未来や希望ある前途を祝うためにあしらわれます。

牡丹

牡丹は大輪の花を咲かせる植物で、高貴な女性を象徴するモチーフです。
大きな花のインパクトは華やかさを連想させ、誇りをもって前に進む女性を象徴します。

椿

椿は寒さに強く、花びらが散らないことから、「常に美しい姿(心)」や「忍耐」を意味します。
寒さに耐えて花を咲かせることから、長い学校生活を終えて次の進路へと進む卒業式にふさわしいデザインです。

梅は、椿と同じく冬を耐えて花を咲かせる植物です。
桜よりも開花時期が早く、寒さに強い性質から、「努力」「成長」を象徴します。

鶴は長寿を象徴する動物で、「健康」「長生き」を意味するモチーフです。
また、大きく羽ばたく姿が「飛躍」を連想させるため、卒業袴にも多く取り入れられています。

松は冬に強い植物で、寒い時期でも美しいグリーンの葉をつけることから、「不変」「困難に負けない強さ」を象徴します。
「卒業という人生の節目にあっても、困難に負けずにいられるように」との意味が込められているモチーフです。

短冊

短冊は願い事を書き入れるための物で、袴のモチーフとしては「願い」「将来への希望」を象徴します。
短冊の中に松竹梅などの吉祥柄を描いた柄も多くみられます。

市松模様

市松模様は2色の四角形が格子状に配置されたデザインで、「永続」「発展」を意味するデザインです。
シンプルながらモダンなデザインでもあり、花柄が苦手な方や個性的な色柄を求める方にもおすすめです。

矢絣柄

矢絣柄(やがすりがら)は、矢羽根がモチーフになったデザインです。
放たれてまっすぐ進む矢のように、「前進」「決意」「目標達成」などを意味します。

幾何学模様

幾何学模様は、直線や曲線を効果的に使ったデザインです。
洗練された印象を与えるほか、「個性」「自立心」を印象づけられるため、インパクトを重視したい方に向いています。

流行りの卒業袴の選び方

卒業袴は、人生の節目に着用する特別な衣装です。
選び方によって雰囲気や印象が変わるため、全体のバランスを意識することが大切です。

特に、自分の雰囲気や肌のトーン、体型、TPO(会場の雰囲気など)に合わせて選ぶことで、周囲から浮かずに自分らしさが表現できます。

似合う色で選ぶ

卒業袴を選ぶ際、似合う色かどうかに注目してみましょう。
自分の肌や髪の色、さらには目や眉毛の色とも相性をみながら選ぶことで、華やかかつ浮きすぎない印象に仕上がります。

ブルーベース

ブルーベース肌の方は、青みがかった色や涼しげなトーンがおすすめです。
紺色・ラベンダー・ワインレッド・ダークグレーのような色のほかに、淡いパステルカラーが肌の透明感を引き立てるため、肌なじみの良い印象に仕上がるでしょう。

イエローベース

イエローベースの肌の人は、温かみのある色や明るいトーンが向いています。
オレンジ・マスタード・カフェオレカラー・黄みがかった赤・カーキ色などがよく合います。

なりたい姿をイメージして柄を選ぶ

袴選びでは、「なりたい姿」を意識してみましょう。
自分が卒業式でどう見られたいか、どのような雰囲気を演出したいかを考えることが重要です。

柄によって印象が大きく変わるため、「かわいらしい」「落ち着いた」「個性的」など、自分のなりたい姿をイメージして選ぶと失敗が少なくなります。

レトロ

レトロとは懐古という意味で、大正〜昭和の雰囲気があるデザインのことです。

レトロ柄の袴は大胆な花の模様や独特な色使い、どこかクラシカルな雰囲気があり、袴のような和装ともマッチします。
柄も花や矢絣柄、市松模様といった落ち着きのあるモチーフを使っており、派手すぎず可愛らしい印象を与えます。

モダン

モダン柄は、古典的な要素にとらわれず洗練されたデザインが特徴です。
たとえば幾何学模様や抽象的な柄を取り入れているものや、古典柄を現代風にデザインし直したものが該当します。

色使いもパワフルで大胆なもの、自由な発想で色を組み合わせたものが多く、個性を活かした袴姿が楽しめます。

レトロモダン

レトロモダン柄は、大正〜昭和のレトロな雰囲気に、現代的なモチーフや色使いを組み合わせたスタイルです。
レトロとモダンの中間的な雰囲気もあり、個性的でおしゃれな雰囲気が楽しめます。

古典

古典柄は、桜や牡丹、菊や松竹梅といった伝統的なモチーフを用いたデザインです。

伝統的な和装である袴、卒業式のようにフォーマルなシーンでは、上品さを演出する古典柄がとてもよく合います。
伝統的な意匠を大事にしたい方、格式高さや和柄を取り入れたい方におすすめです。

卒業袴の流行りカラーやデザインをチェック

今回は、最新の卒業袴のトレンドについて、色使いや選び方、柄の意味を紹介しました。

卒業袴は、自分らしい個性を大切にしながら、肌色・髪色・雰囲気や体型に合うものを選ぶことで、写真映えしつつ周囲にも自然に溶け込めます。

アンジュでは、トレンドのくすみカラーやレトロモダンを取り入れた卒業袴を豊富に取り揃えています。

個性的な袴をぜひチェックしてください。

※この記事は公開当時の情報を元に作成されています。 レンタルプラン・商品情報・金額などに関しては年度ごとに異なる可能性があり、 記事内には取り扱いのないサービスが含まれていることがございます。 ご予約の際は最新の情報をご確認ください※

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この記事の監修者

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中田和代

kazuyo Tanaka

《資格》

日本和装教育協会
専門科 高等師範科 修了
教授科 修了
講師資格 (師範)
花嫁科 修了
時代衣装科 修了
プロデュース科 修了

一般社団法人全日本着付け技能センター
着付け技能士1級

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