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袴姿の卒業写真は前撮り?当日撮影?撮影当日の持ち物も紹介
卒業式は、人生の節目を感じる重要なイベントです。
卒業式での袴姿は、学生最後の思い出としてぜひ写真に残したいですよね。
しかし、式の当日は何かと忙しく、記念写真の撮影を詰め込もうとすると、無茶なスケジュールになりかねません。
そこでおすすめしたいのが、“前撮り”です。
本記事では、前撮りと当日撮影それぞれのメリット・デメリットを解説します。
撮影のタイミングを迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
前撮りとは?後撮りとの違い
前撮りとは、卒業式の当日よりも前に記念写真を撮影することです。
前撮りする日と式当日とで、合計2回、袴を着用します。
また、前撮りとは反対に、卒業式を終えたあとに撮影することを“後撮り”といい、両者は“別撮り”とよばれる場合もあります。
前撮りのメリット
前撮りを選ぶことで、どのような利点があるのでしょうか。
ここでは、具体的な4つのメリットを解説します。
①時間に追われずに撮影できる
前撮りのメリットとしてまず挙げられるのは、時間に追われることなく、落ち着いて撮影できる点です。
着付けにヘアセット、メイクには、合計で1時間半から2時間程度かかります。
それにくわえて、式の当日に記念撮影まで行うとなると、かなり早い時間から準備する必要があり、慌ただしく動かなければなりません。
その点、卒業式とは別日に撮影すれば、スケジュールを柔軟に設定できます。
心にも余裕が生まれるので、時間に追われることなく撮影し、納得のいく1枚を手にできるでしょう。
②家族と一緒に撮影できる
家族で記念写真を撮れるのは、前撮りならではの魅力です。
卒業式当日は、基本的に1人での撮影となります。
当日は時間がタイトなため、家族が撮影ブースに入り、一緒に撮影する余裕を確保することが難しいからです。
一方で、余裕をもって臨める前撮りでは、家族も礼服や着物を着た状態で、そろってカメラに収まることが可能です。
卒業式は特別なライフイベントですから、大切な家族とともに思い出を残したい方は、前撮りを検討する価値があるでしょう。
③撮影した写真をすぐに確認できる
前撮りでは、撮影した写真をその場ですぐに確認できます。
いつもと違う袴姿の自分が、プロのカメラマンに撮影してもらった写真にどのように写っているのかは、どうしても気になるものです。
しかしながら、卒業式当日に撮影する場合、写真を確認したり何度も撮り直したりする時間は確保できません。
その点、前撮りは式の当日と比べて時間に余裕をもてることで、撮影の都度チェックし、もっとも良いと思う写真を選べます。
④撮影用のヘアメイクができる
撮影用の派手なヘアメイクができる点も、前撮りのメリットです。
卒業式で着る袴は、華やかな色合いや柄が多いため、普段と同じメイクでは、顔の印象が薄くなるおそれがあります。
卒業式当日に派手なメイクをするのは勇気がいるかもしれませんが、前撮りであれば気にする必要はありません。
前撮りではきらびやかなヘアメイク、式の当日は清楚なヘアメイクというふうに、2通りの楽しみ方が享受できます。
前撮りのデメリット
メリットとあわせて、前撮りのデメリットも押さえておきましょう。
①日程の調整が必要となる
前撮りする場合、当然ですが当日とは別にスケジュールを押さえなければなりません。
ヘアメイクと着付けには、それなりの時間を要するため、写真撮影や移動を含めてまとまった時間がかかります。
卒業式とは別日に撮影することで、当日の忙しさは緩和できますが、周辺の予定も余裕がない方にとっては、デメリットとなるでしょう。
②当日撮影と比べて費用がかかる
費用が膨らんでしまう点が、前撮りする際に生じる最大のデメリットです。
前撮りする場合、当日と合わせて2回にわたってヘアメイクや着付けを行います。
それぞれそれなりに費用がかかるため、それが一度で済む当日撮影と比べて、どうしてもコストは大きくなります。
当日撮影のメリット
続いて、当日撮影を選ぶメリットを解説します。
前撮りとどちらが良いのか悩んでいる方は、要チェックです。
①卒業式当日の衣装で撮影ができる
当日撮影のメリットは、なんといっても卒業式当日の衣装で撮影できる点です。
卒業写真は、その後の人生における大切な宝物になります。
当日に着た衣装や小物、ヘアメイクのまま撮影すれば、写真を見るたびに卒業式の思い出が鮮明に思い起こされるはずです。
②ヘアメイクや着付けが一度で済むため、費用を抑えられる
当日撮影は、コストを抑える面では非常に合理的です。
前撮りしないのであれば、ヘアメイクや着付けにかかる費用が1日ぶんで済みます。
卒業式の前後は何かと費用がかかるものですから、当日は撮影後にそのまま式に出席することで節約するのも、一つの選択肢です。
当日撮影のデメリット
当日撮影の場合も良いことばかりではなく、懸念点が存在します。
たとえ撮影がなかったとしても、一般的に卒業式当日はスケジュールが詰まっており、慌ただしいものです。
仮に当日撮影に臨むとなると、朝の早い時間からヘアメイクと着付けに取り組まなければなりません。
撮影が終わったら、すぐに卒業式への出席、その後は謝恩会への出席と、複数のイベントを一日でこなすことになります。
また、謝恩会に出席するタイミングで衣装を変えるケースが多いため、レンタルした袴を当日返却する場合には、その段取りも考えておく必要があります。
前撮り当日の持ち物
前撮りと当日撮影それぞれのメリット・デメリットを押さえたところで、当日に持参しなければならない持ち物も見てみましょう。
必要な持ち物はスタジオによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
なお、スタジオで着付けをする場合は、ヘアセットが崩れないように前開きか後ろ開きの服を着て出かけてください。
メイク道具
お化粧直しのためのメイク道具は忘れずに持っていきましょう。
卒業写真の前撮りでは、成人式とは異なり、自身でメイクを仕上げることが一般的です。
スタジオに向かう前に仕上げておくのが理想ですが、撮影中にメイクが崩れたり、光の加減で顔色が思った以上に薄く映ったりすることもあります。
特に口紅やチークの色味は、衣装や照明の影響で見え方が変わる場合があるため、数パターンの色を持参しておくと安心です。
髪飾りや小物
袴姿の雰囲気を一層引き立てるために、髪飾りは重要なアイテムです。
髪飾りを選ぶ際は、袴の色やデザインに合うものを用意すると、全体的なバランスが整って見栄えが良くなります。
撮影時に髪飾りを複数用意しておくと、異なる雰囲気で何パターンか撮影できます。
また、髪飾り以外にも小物を活用すれば、より個性を出すことが可能です。
卒業証書や、特別な思い出のあるぬいぐるみなどを撮影に取り入れることで、写真に自分らしさを加えられます。
タオル(数枚ほど)
卒業式袴の着付けをする際に、補正のためにタオルが用いられる場合があります。
袴の着付けでは、体型に合わせて細かな調整が必要となるため、薄手のタオルを数枚用意しておくと便利です。
美容院やスタジオでタオルを貸してもらえる場合もありますが、自身で持参するほうが確実でしょう。
着付けに使う以外にも、撮影前に汗を拭いたり、ヘアセットの崩れを防ぐために首元に当てたりと、さまざまな場面で役立ちます。
卒業写真の仕上がりを美しくするポイント
袴姿での卒業写真を撮影する際は、和装ならではの美しさを最大限引き出すために工夫が必要です。
立ち姿や手の位置、足元といった細かい部分に注意を払うことで、写真全体の印象が大きく変わります。
ここからは、卒業写真をより美しく仕上げるための3つのポイントを解説します。
ポイント①姿勢よく立つ
卒業写真の立ち姿を美しく見せるには、まずは正しい姿勢を意識することが大切です。
袴は背中に重みがかかりやすいため、無意識のうちに背中が丸くなりがちです。
背筋をしっかりと伸ばし、胸を張りながら顎を軽く引くことで、自然に美しい立ち姿を保てるようになります。
また、写真を撮る前に一度、鏡で自身の姿勢を確認することも効果的です。
姿勢が整っていると、全体的に引き締まった印象を与え、写真全体のバランスが良くなります。
ポイント②手は体の前に置く
手は自然に体の前でそろえると、上品で落ち着いた雰囲気を演出できます。
手の位置は、写真全体の印象に大きく影響します。
特に和装では、手元の所作が美しさを際立たせる重要なポイントです。
巾着を持つ場合は、強く握りしめるのではなく、できるだけリラックスした状態を保つことを心がけましょう。
卒業証書やファイルを持つ場合も、同じく手先に力を込めずに、自然な状態で胸の前に掲げるのが理想的です。
ポーズをとるときに腕を上げすぎると、着物の袖口から腕が大きく見えて、全体のバランスが崩れてしまいます。
ポイント③足のそろえ方に注意する
全身写真を撮る際は、足の揃え方も工夫してみましょう。
足元まで意識することで、全体の印象が一層引き締まるはずです。
草履を履いている場合は、軽く内股にしてつま先をそろえると、和装らしい奥ゆかしさが漂います。
一方、ブーツを履いている場合は、かかとをそろえて、片足を少し後ろに引くと、自然でバランスの良い立ち姿になります。
また、カメラに対して正面ではなく、やや斜めに体を向けることで、より洗練された印象を与えることが可能です。
顔はカメラに向けても良いですし、少し視線を外しても構いません。
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袴姿で卒業写真を撮りたいなら、前撮りがおすすめ
本記事では、卒業写真の前撮りと当日撮影それぞれのメリット・デメリットや、仕上がりを美しくするポイントを解説しました。
前撮りは、当日撮影と比べてスケジュールに余裕をもてるため、納得のいくまで何度も撮影できます。
日程の調整やそのぶんの費用は必要なものの、卒業式の当日に予定を詰め込んで慌ただしく過ごすことを考えると、一考の余地があるでしょう。
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